そうしますと、四月十九日に成立したサリンの防止法で規定された、厳密に規定されたところのサリンと同等の毒性を持つそういう毒物、これ以外の劇毒物も同様に不特定多数の市民を害する目的で現実に使われたわけですし、これからも起き得る、そういう事態になっていると思うわけでございますが、念のため、まず現行のサリンあるいはサリンと同等の毒性を有するもの以外の劇毒物の取り締まり規定がどうなっているのか、簡単に、確認のため
○米田委員 今後、劇毒物の規制や管理の現行の仕組みを、今回の事件のような経験を踏まえて強化を図る方向で検討されていくお考えがあるのかどうか、お尋ねしたいと思います。
次に、こういう事件がありますと、先ほどのサリンに準ずる毒性云々という観点とはまた別で広がってまいるわけですが、視野が広がってくるのですが、この劇毒物全体の規制、管理がどうなっておるのか、非常に心配なわけですね。
次に、第三十三条の、子供を麻薬、向精神剤の不法な使用から保護し、その不法な生産、取引に利用させないための立法、行政、社会、教育上の措置、こういう点で、特に今日、覚せい剤、劇毒物などの犠牲となった子供が多く存在をしている。
このCCA剤はクロム、砒素、銅の化合物でありまして、毒物及び劇物取締法で定める劇毒物であります。このCCAはJISで認定され、それを注入した木材はJASで認定されて、一九六五年ごろより日本の中を大手を振って出回っております。もう蓄積量は三百万立米を超えているでしょう。 問題は、このCCA処理木材の廃棄による環境汚染の問題であります。
この際、この種の事故の再発防止のために、こうしたシアンなど劇毒物を取り扱う事業所の安全管理などについて総点検を実施さるべきであると思いますが、いかがでしょうか。
しかし、このプルトニウム以外にも、実はもっと微量で致死量に達するようなそういう劇毒物もまたあるやに聞いております。アルファ放射体でもっと半減期の短いもの、つまり相対的により危険な核種もあるのではないかというふうに私は考えておるわけでございますので、その辺のところをどう理解したらいいのか。
○中村(巖)委員 精神というかお考えはそれなりにわかるわけでありまして、それと同時に、他の規定が意味があるのだということもわかるわけでありますけれども、九条プロパーで考えてみましたときに、恐らくそういう劇毒物というようなものを食品に混入させるのはほとんどの場合に殺人の行為があるか傷害の行為があるか、こういうことになるわけで、殺人の行為があればこんな法律をつくらなくたって、殺人罪の方は死刑に処することができるわけでありますから
○中村(巖)委員 私もそんな気がしているのですが、そこで、さっき、定量的に、定性的にと、化学上の劇性というか毒性というかそういうものが量の面でも同じような形になっていない、例えば大変微量なものであって、それ自体は劇毒物に指定されているものにある量に達すればほとんど類似と言い得るけれども、その量に達しない場合には類似だとは言えない。
○阿南説明員 六十年中の暴走族の検挙状況でございますが、道路交通法違反、今申し上げましたいろいろなものを含めてでございますが、五万五千四百五十一名、それから刑法犯につきまして三千百八十五名、暴力行為等処罰法違反で三百九十名、その他劇毒物等の特別法犯で三千七百七十七名、合わせまして六万二千八百三名の検挙を見ております。
この農薬を一たん口にするとほとんど助からないという劇毒物であるわけでございますけれども、一つの特徴として、犯罪が犯罪を呼ぶという模倣犯罪という言葉があるかどうかわかりませんけれども、警察庁の方としてどういうように取り組んでおみえになるのか。まず警察庁から御答弁を願いたいと思います。
しかも、クロルデンというのはあれは本当はかなりの劇毒物なんですけれども、それを素人の人たちが見よう見まねで取り扱っているということは、一面本当に危険きわまりないことであります。 いま、これの薬害というものの報告は出されていないということですけれども、いろいろなその道のお医者さんあたりに聞きますと、長年の間には必ず肝臓障害が出てくるというようなことも聞いております。
○広瀬分科員 いろいろ調べてみましても、道路上を濃硫酸を積載したタンクローリー車が走っておるということはかなりあるようですが、濃硫酸という劇毒物であるだけに、いまのところ事故が発生した経験はそれほどないと言われておるのですけれども、これが市街地等の道路上において衝突でもして、ひっくり返って濃硫酸が流出するというような場合も想定されないわけではないわけであります。
〔主査退席、沢田主査代理着席〕 それからもう一つの問題点は、これはもう何回も議論をしたことでありますが、いままでレールの上を濃硫酸という劇毒物を運んで、しかもこれはいろいろ使い道があるわけであります。
ところがこの毒物劇物取締規則ではキログラム当たり三十ミリグラムから三百ミリグラムまでが劇毒物指定されておるわけですね。そうすると、この一・三・六・八TCDD、これ自体の指定はできないけれども、比較していったならば、これは劇物毒物指定になり得るものです。これはそれくらいの毒性がある。数字からそうなるのですよ。だから私は、この一・三・六・八TCDDは毒性がないなどと断定することは絶対できないと思う。
特に、この古河の製錬所でつくっている濃硫酸を現在タンク車で百五十八両、実は足尾線で輸送をいたしておるわけでございますけれども、これを道路輸送に切りかえるとするならば、国道百二十二号というまだ余り完全になっていない、余り広くない道路でありますが、実に一日二百台以上も劇毒物である濃硫酸を積むようなタンクローリーが走るというような危険な状態にあるわけでありますから、こういう濃硫酸を運ぶというようなものについては
○馬場富君 だから、この劇毒物については結局届け出の方法がないということでしょう。それでもう一点は、この原因が実は劇毒物やそういう危険物が保管されておったにもかかわらず、そこで溶接による火花によって引火したという倉庫の管理問題についても私は問題があると思います。
○馬場富君 最後に消防庁の方に、この対策の中でもう少し具体的に、現行法でも県、もしくは市条例等でそういう危険物に該当するような劇毒物については届け出をさせることが私は可能だと思うのですね。そういう点でこれは一刻も許すことができない問題ですね。
あったならば、もしこの混合保管がされておらなかったならば、もし倉庫にあります劇毒物の状況が適切に周辺の消防署が通知義務があって知っておったならば、このような実に愛知県下を震駭させ、世間に大評判を呼んだこの事件というものに発展をしなかったと痛感を私はしておるわけであります。
○橋本説明員 新聞に伝えられるところによりますと、劇毒物が全国で二千カ所とかそういうふうに伺っておりますが、私ども運輸省ではそのうちの営業倉庫のみについて所管しておるわけでございます。 毒劇物の保管全般につきましては、毒劇物を一元的に所管しておられます厚生省といろいろ御連絡をとりつつ今後のことを考えてまいりたいと思います。
○横山委員 問題は、倉庫内にありました青化ソーダ百四十二個、硅弗化ソーダ千五百五十六個、クロルピクリン千百六十七個、それからドロクロール六百八十五個、ジロペン百五十一個等々の劇毒物が倉庫の中に一般倉庫保管商品と混合保管をされておったということではないか。
つきましては、法改正等を行うに当たりましては、たとえば危険物ということで現在消防機関が把握しておりますもののほかに、危険物ではなくても、消火活動に支障のあります劇毒物等多量に倉庫等に貯蔵されておるというようなのは、必要な法あるいは制度の改正を行いまして、常時消防機関がそれを把握できるような状態に置くということが必要ではなかろうかと考えております。
ただ、これは青化ソーダだけではなくて十六種類、何か劇毒物が、いろいろなものが倉庫に入っておって、それがどういうふうに入っておるのかということが実はわかりませんし、それで非常に慎重の上にも慎重を期してああいうように長い時間かかったわけでございますが、結果的には、燃えたのがあの倉庫一つだけということは、消防の方の戦術としては決して間違ってないと思います。
○近藤政府委員 捕捉しなければならない劇毒物というのがどの範囲に分布しておるかということにも関連してくると思います。いま条例による措置のお話がございましたけれども、東京等の大都市を初め幾つかの団体では、すでに火災予防条例の中でそういった規定を置いて報告をとっておるというところもございます。
たとえば危険物につきましては消防庁との関係になってまいりますし、劇毒物につきましては厚生省、そのように、建設省、建築基準の関係もございますし、あるいは通産省の関係もございますしいたしますので、そういうところと各倉庫業者との関係、この三者の関係をいま密接にいたしております。
御指摘のその他の劇毒物、これにつきましては消防法上これを常時確認するという体制に法体系がいまできておりません。大府の事故もありましたので、これを一定量以上などを保管する場合だけでも消防でこれを把握しておかなきゃいかぬじゃなかろうかと考え、目下検討中であります。ただ、これを法律でやりますかどうか今後検討いたしたいと思っております。
農作物に発生する害虫、害菌を抹殺するため、劇毒物が本格的に農業に応用されだして約三十三年になるわけであります。それ以前は薬剤師以上の有資格者でなければ、その取り扱いを厳しく禁止していた劇毒物に、農薬という穏やかな名称がつけられて、ほとんど無制限にその施用が奨励され出したのであります。